本日は大谷健の『 Iris club (アイリスクラブ)』について取り上げたいと思います。
こんにちわ管理人のピリカです。
先に申し上げておくと、情報商材サイトに出品されたり、ネット上に掲載されるオファーで本当に稼げるものは、ほぼ0です。
本当に稼げるのであればわざわざ時間と労力とお金を割いて立派なランディングページを作って販売などしませんよね。
無料オファーの案件にしても、アフィリエイト目的の可能性がとても高いです。
まずはその考えに立って商材を検証していきましょう。
ちなみに、私もかなり多くの情報商材にお金を使ってきた過去があり、そして最後には壮大な金融詐欺でお金を失った経験があります。(泣)
そのエピソードはプロフィールにまとめていますので、良かったらご覧ください。
Iris club (アイリスクラブ) の概要
今回検証するこのIris club(アイリスクラブ)は毎日8万円の配当が狙えるというかなりインパクトのあるコピーが目立ちます。
これが本当ならばとても凄いですが、そもそも毎日8万円もの配当を獲得できるような案件なんてそう簡単に手に入るものなのでしょうか?
もちろん、この配当を受け取るにはIris club(アイリスクラブ)に参加しなけばいけません。
果たして、本当に稼げる案件なのでしょうか?詳しく見ていきます。
では、具体的にIris club(アイリスクラブ)に参加したらどのように配当を受け取ることができるのかを見ていきましょう。
どうやら以下の2つの仕組みで配当を得るようです。
自動運用アービトラージ
仮想通貨貸付
自動運用アービトラージ
まずは、自動運用アービトラージです。
アービトラージとは簡単に言えば、メルカリ転売と似たようなイメージですね。
色々な取引所で仮想通貨の価格提示にばらつきがあり、その価格差を利用して稼ごうという事です。
世の中には仮想通貨取引所が3000箇所もあるそうです。その取引所間の価格差を自動で判別して売買を繰り返すシステムがあり、Iris club(アイリスクラブ)に参加すると、このシステムを利用できるようです。
説明では月利5~10%くらいは簡単に出す事が出来るらしいです。
はい、この時点で警戒態勢をマックスにしましょう。
こちらのブログではいつもお伝えしている通り、「簡単に」「稼げる」等の広告文句が出た時点で注意が必要です。
世の中に簡単に月利5%~10%の利回りを出す方法があるのならば、誰しもが参加するはずでそうなれば相場はそれこそ簡単に崩壊します。
世界の優秀なヘッジファンドの年間利回りは概ね20%前後である事からも、月利5%~10%の利回りがどれほど異常な数値かがわかると思います。
仮想通貨貸付
次に仮想通貨の貸し付けによる配当の収入です。
世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceで仮想通貨の貸付サービスを展開しており、そのサービスを利用して金利収入を得ようとするものです。
この金利収入が年利16%とのことです。
ただし、この貸付サービスはBinanceのサービスであり、Iris club(アイリスクラブ)に参加しなくても利用する事が出来ます。
BinanceとIris club(アイリスクラブ)は全く関係がありません。
そうなってくると、アービトラージのシステムについての実績データ等を確認したいところですが残念ながら、正確な実績データを確認する事はできませんでした。
ちなみに、配当は現金(日本円)で受け取ることができず、
「Irisトークン」
と呼ばれる仮想通貨での受け取りとなります。
Irisトークンとビットキャッスルの悪い評判
さて、配当で受け取れる「Irisトークン」とはどんな仮想通貨なのでしょうか?
正直なところ私は名前も聞いたこともなく全く分かりません。
つまり、全く有名ではなく聞いたこともない中身もどんなものなのかも分からないものを配当として受け取って将来、価値が上がる事を信じられるかどうかです。
もし運よく価値が上がれば儲けられるかも知れませんが、
上場しなかったり、上場しても価値があがらなければお金をどぶに捨てることになります。
ランディングページには
「Irisトークン上場時にあなたが受け取った配当の価値は5倍になります。」
とあります。
ここでも、注意すべき価値の上昇を断定的にしている言葉が使われていますね。
また、上場する予定の仮想通貨取引所はbitcastle(ビットキャッスル)という取引所のようです。
実はこのbitcastle(ビットキャッスル)は過去にトラブルが続出して被害者が多く存在しています。
ネットで「ビットキャッスル 評判」などと検索してみれば山ほど、批判的なサイトが見つかります。
このように、聞いたこともない仮想通貨と過去にトラブルが続出している取引所に上場するという、この2つの条件を聞いて、Iris club(アイリスクラブ)に参加したいでしょうか?
特定商取引法に基づく表記
販売業者名 | BPOINT Pte Ltd. |
運営者名 | 記載なし |
所在地 | 111 Somerset Road, #03-09,111 Somerset, S238164 |
電話番号 | 記載なし |
メールアドレス | 記載なし |
URL | https://dividend.bnncpx.net/sl/ |
特定商取引法において、インターネットを利用した通信販売などを行う際は、事業者名、代表者名、住所、連絡先などの表記が義務つけられております。表記のない場合は規約違反を犯しているという認識が必要です。
Iris club(アイリスクラブ)は運営責任者の氏名、電話番号、メールアドレスの記載がありません。また、販売業者であるBPOINT Pte Ltd.という会社はネットで調べても情報が出てきませんでした。
これでは、何かトラブルがあった際にすぐに連絡がつかず、責任の所在も曖昧になってしまいます。また、海外を拠点にしている会社は日本の法律が適用されないので、さらに問題を悪化させる要因になりかねません。
利用する側としてはとても不安ですね。
また、特定商取引法とは消費者を守るための法律です。記載がしっかりしているからと言って、稼げる案件という事にはなりませんが、少なくとも表記がしっかりしていない案件は信頼度が著しく低くなりますので要注意です。
KATO KOJIの評判が最悪
動画の中でインタビュアーを務めるコージと名乗る人物は、過去に「マネパン」など様々な案件に携わってきています。
しかも、そのどれもが「稼げない」「詐欺である」などの悪い評判が数多くあがります。
以前検証した案件でもマネパンに関係していると思われるものがありました。

口コミ
ランディングページにあるように、本当に毎日8万円も稼げるのであれば、ネット上に利用者の方が良い口コミを上げているはずです。
ただ、検索してみても良い口コミは見当たりませんでした。逆に、「怪しい」「稼げない」「詐欺」等の批判的なサイトが多く検索にヒットします(苦笑)
良い口コミが全てとは言いませんが、少なくとも批判的な口コミしか見つからないような案件に手を出す事はかなりリスクが高いと言わざるを得ません。
どうやって見分けるのか?
情報商材やネット上の副業情報の中には本当に稼げる情報もあると思います。
しかし残念ながら、全く稼げないどころか高額のバックエンド商材を買わされてしまう事もあります。それでも本当に稼げればいいのですが、決して稼げることはないんですね。
私が経験者なので自信をもって言えます(苦笑)
ネット上にある本物の情報を手に入れるのは難しいかも知れませんが、稼げない情報をスルーするスキルは結構簡単に身に付きます。
それは、セールスコピーに書かれている事の「リアルな実績データ」があるのかないのかだけを徹底的に調べる事です。
ここに注目するだけで、まずはダメな商材をスルーする事ができます。
それに加えて、特定商取引法の記載事項の有無の確認を加えていくといいと思います。
Iris club (アイリスクラブ)のまとめ
ここまで検証して参りましたが、こちらの商材をおすすめすることはできません。
以下に理由をまとめます。
- 特商法の表記に不備があり、信用できない
- 稼げているという口コミが全く見つからない
- Irisトークンは無名な仮想通貨である
- 関わっている人物がとても評判が悪い
参加しようかなと思った方は、一度考え直した方がいいです。
毎日8万円が受け取れるなんて旨い話しはこの世の中に存在しません。
もしかしたら、本当かもしれないという希望や願望を持ちたい気持ちは分かりますが、そのような願望を持っていると大切なお金を失い続ける事になります。
楽してお金を手に入れたいという願望は誰しもが少なからず持っていますが、そんな考えは早いうちに捨て去りましょう。
それでは本日はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
管理人ピリカ