本日は『 FXの公式 』について取り上げたいと思います。
こんにちわ管理人のピリカです。
先に申し上げておくと、情報商材サイトに出品されたり、ネット上に掲載される無料オファーで本当に稼げるものは、ほぼ0です。
何故なら販売者の立場に立って考えるとわかりますが、本当に稼げるのであればわざわざ時間と労力とお金を割いて立派なランディングページを作って販売などしませんよね。
無料オファーの案件にしても、アフィリエイト目的の可能性がとても高いです。
まずはその考えに立って商材を検証していきましょう。
FXの公式 の概要
ランディングページの内容
- 毎月最大160%の利益が貰える
- 利用者の93%が初心者
- 今だけ3万円プレゼント
- その日のうちから全自動で利益を狙える
- 簡単設定ですぐに取引
- 独自システムが24時間運用
- 複数システムでリスク分散
- 初期費用0円ですぐに取引開始
といった内容になっています。まず、投資にはかならず「リスク」が伴います。このランディングページには、3万円をプレゼントするのでリスクはゼロと謳っていますが、本当にリスクはないのでしょうか。
例えば、考えられるのが高額なバックエンド商材や、いざお金を出金しようとした場合には手数料が取られてしまうなのです。
過去に検証した案件にもこれと同じような広告コピーのものがありましたが、全て稼げないどころか高額な手数料や商材の勧誘をしてくる案件でした。
それでは、いつものように特商法の中身からみていきましょう。
特定商取引法に基づく表記
- 特商法の記載なし
特定商取引法において、インターネット上での取引きには、必ず事業者名、代表者名、住所、連絡先などの表記が義務つけられております。表記のない場合は規約違反を犯しているという認識が必要です。
なんと、特商法の記載自体がありません。法律を守る気がないことを表明しているようですね。
何かトラブルがあった時に全く連絡が取れず、最悪の場合逃げられてしまいます。
逃げる準備か
以前、こちらのランディングページを見た時は、記載があったと思ったので、もしかすると特商法の記載を消して既に、逃げる準備を進めているのかもしれません。
いずれにしても、特商法の記載がないオファーを信用できるはずがありません。
特商法の記載がないという事は、無登録業者である可能性もとても高いです。
本来、金融商品を取り扱うには登録が必要です。
ちなみに、登録がある業者かどうかは金融庁のページで調べる事が出来ます。
『FXの公式』は会社名すら不明ですから、調べようがありません。
FXの公式 の実体
ランディングページをみる限り、FXの自動売買システムであることが分かります。
FX取引を行うためには証券会社に口座開設をする必要があります。
「FXの公式」も口座開設が必要との事ですが、どこの証券会社に口座を開設するのかは記載がありませんね。
証券会社によっては、信頼できない業者もあります。特に海外の証券会社は金融庁に登録されていない業者も多く危険です。
事前にどの証券会社に口座を開設するのか、その証券会社の詳細を教えてくれないのは不親切ですね。
『口座開設はこちら』をクリック
どこの証券会社の口座を使うのかもわかればと思い、試しに『口座開設はこちら』から先に進んでみました。
全く、証券会社の名前が出てきません。怪しすぎますね。
そもそも、特商法の記載もないどこの誰が運営しているかも明かしていないような怪しいサイトに個人情報を入力するのはとても勇気がいりますね(苦笑)絶対にやめましょう。
実績データがない
自動売買である以上、最低でも5年以上の正確なバックテストデータと1年以上のフォワード実績がないと稼げるシステムなのかどうか判断が出来ません。
この『FXの公式』は実績データを全く掲載していません。掲載しないという事は、正確なバックテストデータを掲載したら稼げないことがバレてしまうか、もしくは、はなからバックテストを行っていない適当なシステムを利用しているかでしょう。
ビジネスモデルが不明
Q&Aにいかのように書かれています。
システム会社からの広告収入により運営されております。ですので、ユーザー様に費用を負担して頂くことは一切ございません。
システム会社から広告収入を得ているようです。自動売買システムを作っている会社という意味でしょうか。
何故システムを提供する側の会社から広告収入を得られるのか全く理解が出来ません。
高額のバックエンド商材の可能性
ランディングページには無料と謳っていますが、高額なバックエンド商材や出金するために高額な手数料を要求される可能性あります。
これはよくある手口なのですが、ログインした先のページはデモになっており、見かけ上はどんどん資産が増えていきます。
そして、資金が増えたのでいざ出金しようとすると、高額な出金手数料を要求されるのです。
しかも、出金手数料を支払っても、「システムでラーがおきた」「ハッキングを受けた」「出金手続き中」と言って一向に出金されることはありません。
口コミ
口コミ検索してみても良い口コミは見当たりませんでした。本当に稼げるものであれば、それなりの人数の方が利用して利益を出しているはずです。
そうなれば、ネット上に良い口コミが上がっていもおかしくありません。
それが皆無となると、推して知るべしといったところでしょうか(苦笑)
どうやって見分けるのか?
情報商材やネット上の副業情報の中には本当に稼げる情報もあると思います。
しかし残念ながら、全く稼げないどころか高額のバックエンド商材を買わされてしまう事もあります。それでも本当に稼げればいいのですが、決して稼げることはないんですね。
私が経験者なので自信をもって言えます(苦笑)
ネット上にある本物の情報を手に入れるのは難しいかも知れませんが、稼げない情報をスルーするスキルは結構簡単に身に付きます。
それは、セールスコピーに書かれている事の「リアルな実績データ」があるのかないのかだけを徹底的に調べる事です。
ここに注目するだけで、まずはダメな商材をスルーする事ができます。
それに加えて、特定商取引法の記載事項の有無の確認を加えていくといいと思います。
今回のオファーは、特商法の記載がないため、スルーした方がいい案件となりますね。
FXの公式のまとめ
ここまで検証して参りましたが、こちらの商材をおすすめすることはできません。
理由を以下にまとめます。
- FXの自動売買システムなのにリスクがないような記載がある
- 特商法の記載がない
- 自動売買システムのバックテストデータがない
- 良い口コミがネット上にひとつもない
- ビジネスモデルが不明
- 高額なバックエンド商材の勧誘の可能性がある
FX自動売買システムを提供する業者で特商法の表記がないところは絶対に関わってはいけません。
そもそも、システムである以上、不具合や相場に合致しないなどのトラブルが良くあるものです。
その際に連絡が取れなかったり、随時アップデートしてくれうサポート体制が整っているのか不明なのでとてもじゃないですが、怖くて使えません。
そもそも、FX自動売買システムなので、正確な10年程度のバックテストデータと半年以上、できれば1年以上のフォワード実績が欲しいです。
それをしっかりと確認してからでないと、検討することすらできません。
今後FXに限らず自動売買システムの案件を見聞きする場合は、少なくとも10年程度の正確なバックテストデータを確認ができるのかどうかをまず確かめてください。
そのフィルターがあれば少なくとも、詐欺的なシステムはつかまなくて済みます。
それでは本日はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
管理人ピリカ