本日は『 オンライン収入NEXT(ネクスト) 』について取り上げたいと思います。
こんにちわ管理人のピリカです。
段々と秋が深まってきましたね。
どんなに暑い夏だろうと過ぎ去ってしまえば、夏が恋しくなるんですよね(笑)
さて、本日も検証をしていきましょう。
先に申し上げておくと、情報商材サイトに出品されたり、ネット上に掲載されるオファーで本当に稼げるものは、ほぼ0です。
何故なら販売者の立場に立って考えるとわかりますが、本当に稼げるのであればわざわざ時間と労力とお金を割いて立派なランディングページを作って販売などしませんよね。
無料オファーの案件にしても、アフィリエイト目的の可能性がとても高いです。
まずはその考えに立って商材を検証していきましょう。
ちなみに、私もかなり多くの情報商材にお金を使ってきた過去があり、そして最後には壮大な金融詐欺でお金を失った経験があります。
そのエピソードはプロフィールにまとめていますので、良かったらご覧ください。
オンライン収入NEXT(ネクスト)の概要
- スマホ1台・作業時間ゼロ
- 誰でも毎月50万円が目指せる方法を無料WEBセミナーで公開
- 再現性90%以上、知識・スキル不要・最短翌日に収益発生
いつもこのブログでお伝えしていますが、危険なワードが入っていますね。
「簡単」「誰でも」「稼げる」の3つのワードが入っていたら要注意です。
慎重に中身を検証していきましょう。
それではいつものように特商法の表記を確認していきます。
特定商取引法に基づく表記
販売業者 | BPOINT PTE.LTD. |
---|---|
販売責任者 | 記載なし |
所在地 | Triple One Somerset,#03-09,111 Somerset Road Singapore 238164 |
電話番号 | 記載なし |
メールアドレス | 記載なし |
販売URL | https://saktom-cp.net/next-lp1/ |
特定商取引法において、インターネットを利用した通信販売などを行う際は、事業者名、代表者名、住所、連絡先などの表記が義務つけられております。表記のない場合は規約違反を犯しているという認識が必要です。
販売責任者、電話番号、メールアドレスの記載がありません。
これでは、何かトラブルがあった際に、連絡がつかなくなる恐れがあります。
責任の所在をはっきりさせていない会社は信用が出来ませんね。
また、特定商取引法とは消費者を守るための法律です。記載がしっかりしているからと言って、稼げる案件という事にはなりませんが、少なくとも表記がしっかりしていない案件は信頼度が著しく低くなりますので要注意です。
住所がシンガポール
責任者の名前や連絡先が記載されていない上に所在地がシンガポールでした。
ちなみに、住所を検索してみると以下のような高層ビルが出てきます。
本当にこんな立派なビルに入居している会社なのでしょうか?
もう少し調べてみると、なんとーチャルオフィスだという事が判明します。
うーん、特商法の表記の不備に、住所もバーチャルオフィスとくるとこの時点でかなり怪しい案件であると判断せざるを得ませんね~。
オンライン収入NEXT(ネクスト)の実態
それでは、中身を詳しく見ていきましょう。
ランディングページにはオンライン収入NEXT(ネクスト)の特徴が記載されていました。
これによると、現在は第3のオンラインバブルの最中らしく、そのバブルに乗れば不労所得を作り出すことが出来るとのことです。
ちなみに、第1のバブルはインターネット黎明期のバブル、そして第2のバブルはYouTubeなどのSNSバブル
そして、現在第3のバブルのようです。がそれがどういったものなのかはランディングページでは確認が出来ませんでした。
大きな資金は不要、作業も不要、最短翌日に収入が発生し、月収50万円も狙えるとなる。
これが本当であるならばとても魅力的な案件ですね。
それでは、実際のところどうなのか登録して検証をしていきたいと思います。
登録してみた
それでは、オンライン収入NEXT(ネクスト)の実態を把握するため公式LINEに登録をしてみました。
LINEに登録すると以下のようなメッセージが送られてきて、無料の動画視聴が可能となります。
LINEに登録して初期設定や動画を視聴すると、NPというポイントが付与されるようですがどのように利用するポイントなのかは現時点では不明です。
動画の中でFXと仮想通貨に投資をすることが判明いたしました。
動画の中では、NEXT専用のウォレットにお金が入るようになっていると説明があります。
つまり、稼いだお金は直接自分の口座に振り込まれる訳でなく、NEXT側に溜まっていく仕組みなのですね。
これ、本当に出金なんか出来るのでしょうかねぇ?
もう一度言いますが、この運営会社は海外に拠点を置いていて、責任者の名前も記載がなく、しかも住所がバーチャルオフィスですよ(汗)
扱う仮想通貨もマイナー
オンライン収入NEXT(ネクスト)が取り扱う仮想通貨は、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨ではなく、オービットという聞いたことの無いようなマイナーな通貨です。
ご存じの通りメジャーな仮想通貨である、ビットコインですら凄まじい乱高下をするのが仮想通貨相場です。
ましてや、取引量が少ないマイナー通貨は暴騰と暴落が激しすぎて、一般投資家が扱えるようなものではありません。
無登録業者の可能性
たとえ、海外に住所がある業者であったとしても、日本に居住している方に対して、金融商品取引を行う場合には、金融商品取引法が適用され金融庁へ登録することが法律で義務づけられています。
オンライン収入NEXT(ネクスト)の運営会社である、BPOINT PTE.LTD.を金融庁の登録業者一覧で検索してみましたが、登録業者ではありませんでした。
また、平成29年4月1日から、「暗号資産」に関する新しい制度が開始されており、国内で暗号資産と法定通貨との交換サービスを行うには、暗号資産交換業の登録が必要です。
金融庁のホームページに登録業者一覧が掲載されていますが、こちらにもBPOINT PTE.LTD.の名前を確認することはできませんでした。
以前から、海外無登録業者による仮想通貨の投資トラブルが多発しており、消費者庁でも注意喚起をしています。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_001/assets/consumer_policy_cms102_20210407_01.pdf
寺澤英明とはなにものか
ランディングページには寺澤英明という人物の紹介がされています。
この人物がオンライン収入NEXT(ネクスト)の考案者なのでしょうか。
オフラインのコミュニティで400名以上の生徒に不労収入の道を提供してきたようです。
400名というと結構な人数ですね。
そうであれば、実績もあるでしょうから、ネットで検索をしてみました。
が、寺澤英明に関する輝かしい実績を見つける事はできませんでした。ビジネス界の重鎮とパートナー契約を結び多方面でご活躍ならば、実績を紹介したページなどが見つかってもおかしくありません。
それがなく、オンライン収入NEXT(ネクスト)に関する批判的なサイトばかりが検索にひっかかりました。
うーん、本当にビジネス界の重鎮とパートナー契約を結んだり、400名の方にコンサルをしてきたのでしょうか。
口コミ
ランディングページには、利用者の声が掲載されていますが、これらはオンライン収入NEXT(ネクスト)側が用意したものですから、これをそのまま信用する事はできませんね。
それでは、ネットで実践者の方の口コミがあるのか検索してみました。
400名の方を生徒に持っているのですから、本当に稼いでいるのならばリアルな稼げているという口コミが掲示板等に掲載されていてもなんら不思議ではありませんね。
しかし、全くと言っていいほどそんな口コミは見つかりませんでした。
400名の不労収入の道を辿った生徒さんたちは、皆沈黙を守っているのでしょうか(苦笑)
どうやって見分けるのか?
情報商材やネット上の副業情報の中には本当に稼げる情報もあると思います。
しかし残念ながら、全く稼げないどころか高額のバックエンド商材を買わされてしまう事もあります。それでも本当に稼げればいいのですが、決して稼げることはないんですね。
私が経験者なので自信をもって言えます(苦笑)
ネット上にある本物の情報を手に入れるのは難しいかも知れませんが、稼げない情報をスルーするスキルは結構簡単に身に付きます。
それは、セールスコピーに書かれている事の「リアルな実績データ」があるのかないのかだけを徹底的に調べる事です。
ここに注目するだけで、まずはダメな商材をスルーする事ができます。
それに加えて、特定商取引法の記載事項の有無の確認を加えていくといいと思います。
オンライン収入NEXT(ネクスト) のまとめ
ここまで検証して参りましたが、オンライン収入NEXT(ネクスト)をお勧めすることはできません。
以下に理由をまとめます。
- 特商法の表記に不備があり運営会社の信用度が低い
- 運営会社の所在地が海外であり、バーチャルオフィス
- 無登録業者である可能性が高く信用できない
- 良い口コミがなく、稼げるというリアルな情報がない
- 仮想通貨やFXはリスクが存在し必ず資産が増えるものではない
動画の中で寺澤英明は、オンライン収入NEXT(ネクスト)の情報は「インターネットで検索しても出てこない」くらいの秘匿情報だと言っていました。
そんな秘匿性の高い情報なのに、わざわざこんなランディングページを作ってまで、人を募集する時点で矛盾している事に気づきます。
そして、海外に拠点を構え、無登録業者であり、しかもバーチャルオフィスです。
そんな会社が毎月50万円稼げますと言っても全く信用できませんね。
また、FXに関してもスキルや知識作業時間がいらないと謳っている以上、自動売買システムを使う事はまず間違いないと思います。
それなのに、詳細な実績データの提示などは一切ありませんでした。
大がかりな紹介動画ですが、冷静に実績データが存在するかどうかに着目すれば信頼度がかなり低い案件である事が判断できると思います。
仮想通貨に関しては、確かに時代の流れであると思います。
しかし、仮想通貨を保有したいのであれば、わざわざ聞いたことのないような通貨を購入するのでなく、メジャーな通貨を余裕資金で長期保有する事が最終的に資産を増やす結果に繋がると思います。
もちろん、その際は日本で登録されている仮想通貨取引所で口座開設をして取引しましょう。
それでは本日はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
管理人ピリカ